YES-Japan企画の案内
「YES-Japan企画 多職種エキスパートと学ぶ:明日から役立つ実践てんかん診療」の事前参加登録のお願い
2024年9月14日(土)の「YES-Japan企画 多職種エキスパートと学ぶ:明日から役立つ実践てんかん診療」では、7つのグループに分かれ、少人数で、自分にあったグループを選んで模擬診療を行えます。そして、直接、その道のエキスパートの先生方から、フィードバックをもらえます。
昨年2023年の日本てんかん学会学術集会で行った同企画には90-100名程度の参加者に来場いただき、アンケートでは「とてもよかった」「よかった」を100%の方からいただくことができました。普段専門とする診療科や職種とは異なるセッションを聴講することも勉強になるといったご意見もあり、専門科・職種の垣根を超えて学びの場を提供できたらと考えております。
ただ、残念ながら60分程度と時間が限られておりますので、実践に参加できる参加者に定員 (各グループ5名程度) を設けさせていただきたく存じます。定員を超える応募があった場合は、実践に参加できる参加者は先着順で、応募者多数の場合は締め切ります。その他の参加者はグループを取り囲むようにして、見学としてご参加いただけます。見学のみの場合は申し込み不要・当日参加も可能です。
「てんかん発作に立ち会ったとき、どう対応したらいいか不安」、「病状や治療の説明に自信がない」、「脳波の電極の付け方をもっとうまくなりたい」など、日常の診療での不安や疑問を解決できる貴重な機会です。ぜひ奮ってご参加ください。
概要
・日時
2024年9月14日(土) 14:30~16:00
・場所
第4会場(411+412) (現地開催のみ)
・座長
臼井 直敬(静岡てんかん・神経医療センター)
田中 美帆(東京都立墨東病院 脳神経内科, YES-Japan)
趣旨
てんかんを診療する医療者は学ぶべきことが多岐に渡る一方で、その専門性の高さから、個別の教育を受け、学習する機会が得難いことがある。そのため、てんかん診療に特有の個別な事柄を、経験者から実践形式で学べる機会が必要である。本プログラムでは、てんかん診療のコツを知りたい人同士で小グループを組み、ロールプレイや座談会で診療の現場を体験・共有することができる。加えて、直接エキスパートからフィードバックをもらえる機会を作り、一人一人のてんかん診療の技術を高めることで、参加者の明日からの診療の質を向上させることを目的とする。
内容
グループワーク
グループの一覧 エキスパート
①医師の病歴聴取 成人患者編 小出 泰道先生
例えばこんな人におすすめ
日常診療において、てんかんが疑われる患者への病歴聴取を学びたい医師。救急外来でのけいれんの診療に携わる一般内科医、初期研修医、救急医。成人の事前問診を担当している看護師。
②医師の病歴聴取 小児患者編 丸山 慎介先生
例えばこんな人におすすめ
てんかんが疑われる小児患者について、保護者を含めた患者家族にどう病歴聴取をしたらよいか学びたい小児科医、小児のてんかんに関連する病歴聴取を学びたい初期研修医、救急医。小児の事前問診を担当している看護師。
③医師の病状・治療説明 (脳神経外科) 藤本 礼尚先生
例えばこんな人におすすめ
てんかん外科手術に関する検査・治療についての説明の方法を学びたい一般成人のてんかん診療に携わる医師。
④医師の病状・治療説明 (精神科) 渡邊 さつき先生
例えばこんな人におすすめ
PNESの病状説明、服薬と妊娠に関する説明を学びたい一般成人のてんかん診療に携わる医師、看護師、心理士。
⑤看護師による病棟での患者対応 原 稔枝先生
例えばこんな人におすすめ
病棟でのてんかん発作への対応を学びたい看護師、医師、医療系学生を含むすべての人。
⑥心理職によるインテーク (初回) 面接 成人編 藤川 真由先生
例えばこんな人におすすめ
患者の「家族」への聞き取りを行う心理職、心理学生、ソーシャルワーカー、看護師、リハ療法士をはじめとする、すべての医療職。
⑦ハンズオン-臨床検査技師の電極の付け方 渡邊 宏美先生
例えばこんな人におすすめ
他施設での脳波の電極の付け方を知りたい臨床検査技師、ICUや日常診療で脳波を患者に装着することがある集中治療医、救急医を含むすべての医師。
参加条件
第57回日本てんかん学会学術集会に参加登録した方
実績・経験の有無・職種・卒後年数(卒前学部生も参加可)・専門知識などは問いません。臨床初学者から経験者まで幅広く学べる内容になっております。
受講料
第57回日本てんかん学会学術集会の参加登録料のみ(本ワークショップ用の料金はありません)